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着物の合わせ方
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着物の合わせ方

「着物と帯の組み合わせ方がわからない」
「結婚式や式典、お茶会などTPOに合わせた着物の選び方は?」
などのご質問を多くのお客様からいただきます

着物や帯にはそれぞれ『格』があり、これは洋服と同じ様に普段着や正装といった格式のことです。
着物と帯を合わせる時は、それぞれの格のバランスを取り、TPOに合わせることが大切です。

また色合わせにもルールがあり、着物と帯の「格」と「色合わせ」のルールを知ることで、コーディネートがしやすくなります。着物と帯の合わせ方の例をいくつかご紹介します。

Q.着物と帯の組み合わせがわかりません。

A. 洋服と同じ様に着物の世界にも格があります。大きく分けてフォーマル用・セミフォーマルと普段着用です。着物の世界ではフォーマル用と普段着用をミックスして装うことは、あまり美しい着こなしとはされない様に思います。
まずは、着物と帯を種類別に分けてみましょう!
また、帯締め・帯揚げや履物も大きく分けてフォーマル用と普段着用の2種類に分けられます。
この2種類の1番簡単な見分け方は、金・銀使いがあるか。生地やその物に光沢や艶感があるかどうかです。基本的にこの金銀使いや光沢のある方がフォーマル用と思っていただいていいと思います。


Q.結婚式に小紋を着ていくのは駄目ですか?

A.基本的には避けた方がいいと思います。
確かに、現在結婚式や披露宴の形態も様々になってきています。
ホテルでの披露宴・ハウスウェディング・レストランウェディング・野外でのパーティー形式など。
ご招待状には平服でと記載してあることも少なくないと思います。
でも、実際主役のご本人様はもちろん、両家のご親族様は洋装和装にかかわらず第一礼装、またはそれに準ずる礼装をお召だと思います。
ご招待を受けて出席する以上、お式や披露宴・パーティーの格を下げてしまう装いはいかがでしょうか?華やかなお祝いのお席です。お祝いの気持ちを込めて失礼のない装いをした方が楽しく素敵な時間を過ごせると思います。
2次会などのパーティーにはいいかもしれません。


Q.入学式や卒業式に着ていく着物はどんな着物ですか?

A.一般的には色無地や付下げに袋帯の装いがよりふさわしいと言われています。
ただし、総柄や金彩等の華美な装飾のない大人しい柄付けの訪問着であれば、お召になられても良いかと思います。
あくまでも式典はお子様が主役です。少し控えめくらいが素敵だと思います。
ご友人様と相談して決められるのもいいですよね。


Q.お茶会に出席することになりました。何を着て行くといいですか?

A. どのようなお茶会かにもよりますが、色無地か江戸小紋(特に三役の鮫・行儀・通し)に格のある名古屋帯かひかり過ぎない袋帯を締めて行かれるのが、無難で失礼にあたらない気がします。(色無地に日向紋が入っていれば袋帯です。)
先生や諸先輩方に聞くことができたら、それが1番いいんですけどね。


Q.紬や大島紬にはどんな帯を締めたらいいですか?

A. おしゃれ用のざっくりした糸で織られた名古屋帯・塩瀬や縮緬の染帯・博多織の帯・おしゃれ用の袋帯です。
紬や大島紬は基本的にハリのあるざっくり系・ほっこり系の着物です。
帯も金糸・銀糸・箔使い・金彩等が使われた帯ではなく、素材感や質感のあった帯と合せるといいと思います。


Q.長襦袢について

A.長襦袢にもフォーマル用と普段着用があります。
夏用の長襦袢は別として、基本的には次の様に分けられます。
第一礼装の黒留袖・色留袖・喪服の時は白の長襦袢。
礼装・準礼装の訪問着・付下げ・色無地の時は色暈しや絵羽模様の長襦袢。
小紋・紬などのおしゃれ着には地付きの物や柄物・濃い色の長襦袢。
白はオールマイティーだという考え方もあると思います。
そんなに見えるわけではないけれど、そこにおしゃれをするかしないか、こだわるかこだわらないかは個人的なお考えでいいと思います。
もし、とりあえず1枚で着まわしたいとご相談されたら色付の暈しをオススメ致します。ただし、黒留袖と色留袖・喪服以外です。


Q.履物の種類

A. 履物にも大きく分けてフォーマル用と普段着用とあります。
1番格が高いお草履は台・天・鼻緒全てが同じ織(金糸銀糸を使った帯地のような物)でできたお草履です。基本的に黒留袖や色留袖・訪問着に合わせます。
2番目に格の高いお草履は、天と巻が皮のものであっても鼻緒が織のお草履。
次に天・巻・鼻緒ともに金ラメや銀ラメ・パールがかったエナメルなどでできたお草履です。こちらは準礼装の色無地や付下げなどに履きます。
以上の3種類がわかりやすく分けるとフォーマルの際に履くお草履なので、普段着として着られる小紋や紬にはお履きにならない方がいいと思います。
台の高さや台の切り替えによってはフォーマルにもいいというお草履もあるようですが、ここでは基本的なお話で。





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